憂矢くんが出てきた。

後輩のいろんな人に優しくしてたからみんなから卒業おめでとうって言われてる。

あたしも早くいかなきゃ。

そう、思って足を踏み出そうとしたら
憂矢くんが
「涼華ちゃん、話があるんだけどいい?」

「はい。あたしも話があります。
憂矢くんからいってください。」

「うん。俺がここを卒業したらあんまり会えなくなってもう伝えれなくなってしまうと思うから。」

憂矢くんは続ける。

「だから、俺と付き合って下さい。
初めて会ったあのときに俺はもう涼華ちゃんを好きになっていたんだ。
だからもう一度いう。
涼華ちゃんが好きです。
俺と付き合って下さい。」

驚いた。
憂矢くんもあたしとおんなじ気持ちだったなんて。

だから答えはただひとつ。