「どうした?具合でも悪い?」 憂矢くんがあたしの顔を覗きこむ。 「大丈夫です。」 ほんとは大丈夫じゃない。 胸が苦しい。 苦しくて辛すぎる。 だったら諦めたほうがいいのかな? 自分がなにもしないで諦めるのは あたしでも嫌だな。 自分のこの気持ちを信じたい。