「蒼井先輩、好きなの。今でも、ずっとずっと好きなの。うちじゃ、もうダメかな?あの日に戻れないかな?」 「優希菜、お前はどうして消えたり現れたりするんだ?」 「わからない。きっと、うちと優衣菜は双子なんだよ」 「双子?」 「そう。優希菜は、優衣菜の心のなかに入ることもできるしそのまま今みたいに生身の体でいることだってできる」 「…」