「もう、いい」 「おいー優希菜ぁー!」 私の耳が反応する。 優希菜? 違う。 うちは、優衣菜だ。 「あんたって、ほんっと信じられない!最低!」 パン! 私は、翔をビンタした。 「いってぇー優希菜ー」 「優希菜じゃない!!優衣菜だよ!こんな世界、消えてしまえ!私なんか、生まれ変わらなければよかった!半年前に戻りたいよ!みんな、変わってしまった」 「優希菜」 「もう!いい加減にしてよ!!」