「蒼井先輩は、彼女さんを大事にしてるんですか?」













「…あぁー、別れた」










はやくね!?









何、コイツ。











優希菜は、どうしてこんな奴好きになったんだろう。
















------------別れたんだ。
好きなんでしょう?
もう、自分の気持ちに気付いたんだね。
でも、もう人の物だから手を出せないんだね。
うちだったら、今すぐ蒼井先輩のところに行くのに。
今だって、そう。
駆け寄っていきたい。
抱きしめたい。
キス、したい。

あの頃に戻りたいな。

でも、無理だよね。
好きだよ。
今でも、これからもずっと…。