「…美歩、聞いて?うちは、ロボットなんだって。信じられないよね。だけど、もうすぐうちはロボットの世界に行くことになるんだ。うちは…キエルノ…」 最初は、ちゃんと話せるようになった…けど、最後の言葉はやっぱり、ロボットが話すような棒読みな言葉で…。 改めて、実感する。 実感してしまう。 うちが、ロボットなんだと…。 もうすぐ、消えるということを。