桜の木の下にキミがいる。


『待たせちゃったかな?』

、と私は走る。


走ってくる私をみるとキミは嬉しそうに笑った。


それを見て私は心が弾む。


木の下まで着いて、もう一度キミを見ると、

キミは空を見上げていた。


そしてキミは私の手を握って

『ずっと一緒にいような。』

そう言った。


それが何より嬉しくて、キミの手を握り返して、言った。

『うん。』


そうしてキミを見たら、さっきと変わらず空を見上げていたけど

顔をほんのり赤くして笑っていた。

私も笑って、視線を空に移した。


空は雲一つない青空で、風に乗って散る花びらがとてもきれいだった。