「本当のことって?」
藤井くんからの質問の意味が分からなくて、首を傾げる。
「2人の口から、付き合っているとか」
「別れて、ちょっとしてから聞いた。
彼から」
「でもそれって、何年も前の話しだよね?
今は、別れているとか」
「この前あの子と逢った時、電話あったよね?
その時の相手、彼だと思う」
「だけど、名前なんて言っていなかったよね?」
矢継ぎ早に質問される。
あたしは、それに正直に答えた。
今更、嘘吐く必要もないから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…