「なんで?」


「だって、なんか耳に残るメロディーじゃない?」


それは、お前の感想だろ。


「ねー、太一」


無理やり太一の頭を傾ける。


「ほら、うなずいた」


んなムチャな。


「ねー?」


太一の手を取ってゆらす。


全く意味不明な動き。