それに比べて隣にいる舞は楽だ。 他の女みたいに感情的にならない。 へんな束縛もない。 「あんたとあたしは種類は違うけど変わり者なんだよ」 これは舞がよく言う言葉だ。 変わり者と言われるのは心外だけど。 まぁ、舞がそう言うならそうなのかな、 とも思う。 「ところで結局どーするの?」 「ん?」 「ラブホ」 「ああ」 そこで少し考えた。 「…やめよっか。なんか今の女のお陰で萎えた」 「賛成」