渡されたメモの住所に着くと、古ぼけたアパートが建っていた。 「…ここ?」 みずきが、不安そうに言う。 「…だな」 晃さんが、マンションの名前を確認した。 103と書かれた部屋の前で、立ち止まる。 インターホンを押した。