こんなとこでにこにこと…!
あたしに水かけたクセにぃ…
「お待たせしましたぁ」
数分して女の子が持ってきたのは直径20センチのフルーツパフェ
あらま、本当にパフェだ
ちょっと美味しそうじゃんか
「みんな食べたい?」
王子がパフェにスプーンを突っ込む
「「食べた〜い♪」」
「ふーん。」
ニヤリと王子が微笑んだのとパフェの容器に手をかけたのがほぼ同時
あ、いやな予感……
「じゃあ、どうぞ!」
「……ぶはっっっ!」
―――えぇっ!!
あたしの予想は的中
勢いよく振り上げられたパフェは、女の子の顔にヒットした