-桃果side-



「はぁぁぁ…」


自分の部屋に戻ってきたあたしはそのままベットに倒れ込んだ


服から香る飛鳥くんのにおい


冷たかった体は飛鳥くんのおかげで温かい


飛鳥くん、優しかったな


いつもと違う飛鳥くんに、あたしはどうしたらいいかわからなかった


王子じゃなくて飛鳥くんに優しくされたから

弱ってるときだったから


だからちょっとドキッとした


それだけだよねー…


ピンポーン


え……?