「やったっ!お願いしますっ」


まさに神の手、救世主!

あたしは両手を握りしめて天井に向けた


神様ありがとうー!



「ただし、条件がある」


「え…っ?」



声色が変わった王子を見る


「まさか、ただで教えてもらえるとは思ってないよなぁ?」



一瞬にして神様の顔が悪魔の笑みに変わった



サーっと血の気が引く

――なに?


「な、なに考えてるの?」


「んー?お前が考えつかないような‘いろんな’こと」


「い、いろんなこと!?」


かああと赤くなる頬