「じゃ出発するぞー」


先生のその声で歩き始める。


それだけで…


「きゃー!A組の皆様よ!」


「かっこいいー!」


「可愛い…」


すっすごいな…


そんなことを思っていると急に先生がある扉の前で止まった。


えっΣ(゚д゚lll)


「一応言っとくな。この扉からA組専用通路だ。通常の通路は通れなくなる可能性が非常に高い。なるべくここを通るように。」


なに!?A組専用通路って!


扉の中に入ってみると、そこには庭のような綺麗な場所だった。


何なのここ…


あっチューリップ咲いてる!


可愛い!


「杏里!後にしなさい!」


麻友が振り返って言ってきた。


バレたか…私は昔から花を見ると見入ってしまう…


「分かりました…」