来夢と他愛無い話をしながら
歩いているうちに
生徒会室に着いた。



ガチャッ。



「よう。おはよう。」


「羅衣愛遅かったですね。」


生徒会室に入ると
ほかのメンバーはもう
来ていた。





「ごめん。昨日のことを先生が聞いてきたから。ホームルームがちょっとね。」



「昨日って・・・あの隣の学校の事件の事か。」


「羅衣愛・・・大丈夫ですか?」


「うん。別になんともない。」


生徒会メンバーが心配した様子で
聞いてきたので、私はしらっと答えた。


「フッ。お前らしいな。」



「まったくですね。」


いつもの生徒会メンバーと
会話をしているうちに
さっきまでの曇った顔は
少し明るくなっていた。

「それで?今日はなんで俺たちを呼んだんだ?」


話を変え質問してきたのは
生徒会副会長 羽佐間七威斗(はざま ないと)先輩だった。