「なっ!?」

稲西はそれを避けようとしたが
あまりの速さに追いつけず
すぐに意識を手放した。


「おい!!!!悠馬!!」


「安心して。気絶させただけよ。」


心配して駆け寄る谷口に
羅衣愛は冷たく言い放った。


「さて。次はあなたの番ね。」


羅衣愛がそう言って
谷口に近づこうとした瞬間


ばんっ!!!!!


生徒会室の扉が
勢いよく開いた。