「だめです。とても危険なところです。あなたたちを危険な目に遭わすわけにはいきません。」



「それはこっちのセリフだよ。こんな可愛い子1人で行かしたらオオカミなんかが寄ってきちゃうって!!」


また誉先輩の意味分からない
トークが始まった。


「私は大丈夫です。あなたたちなら私の実力を知っているでしょう?」



一気に4人とも黙る。


「それに、足手まといなんです。だから、ついてこないでください。」


くるっ。


私は4人に背中を向けると
ドアの方に向かって歩いた。


「おい。待てよ。」


生徒会室を出ようとすると
七威斗先輩が声をかけてきた。


「・・・なに?」



「お前が大丈夫なのは知ってる。喧嘩がめちゃくちゃ強いのも知ってる。この聖衣学園で喧嘩が1番強い人が集まった生徒会でもお前が1番だしな。」



「分かってるならもうついてこようとか思わないで。本気で怒りますよ?」



「足手まといで邪魔かもしれないが、俺たちが行きたいんだ。少しでもお前といたい。お願いだ・・・」



七威斗先輩がそう言うと
ほかの3人も頭を下げて
お願いしますと言ってきた。




「ふぅ。まったく・・・足手まといなんて本気で言ってるわけじゃないですよ。宝華学園に行って生徒会メンバーが怪我したら大変じゃないですか。」



「だったらなおさらだろ!!お前も生徒会メンバーなんだから!」



「ぷっ。あははは!!あーもう仕方ないですね。あなたたちには負けましたよ。一緒に行ってもいいですけど、怪我したりしたら許しませんよ??」


「「「「おっしゃぁー」」」」


4人とも喜びの歓声をあげ
ジャンプをしている。