「最近起こっている事件の主犯は宝華学園です。今誉先輩が言っていたように、その中で指示を出しているのは生徒会です。」


「特にやべぇのが2年の生徒会長だ。そいつの父親は政治家の1番偉い人らしいぞ。そんで母親は宝華学園の理事長だ。」



私と誉先輩は話を終えると
3人の様子を窺う。


3人とも黙っていたが
先に口を開いたのは
七威斗先輩だった。


「それで?羅衣愛の考えは??」


「私は・・・今から宝華学園の生徒会のメンバーに会ってきます。」


私の考えを聞かれたので
今思ってることを話した。


「そっか。まぁそう言うだろうと思ったけどよ。で?まさか1人で行くとか言わないよな?」


「あなたたちを連れてはいけません。」


「んー・・・俺は行くよ?」


「俺もだ。」


「僕もですよ。書記がいなくてどうします!!」


「羅衣愛さん!!お供いたします!!」



誉先輩に続き
七威斗先輩
颯人先輩
来夢が次々と
意見をなげかけてくる。