「おいっ!オーナーはいるかあああぁぁぁっ~!!
この店のオーナーを出せっっ!!」



さっきまでの機嫌の良さはどこへやら、こめかみに血管を浮き上がらせ恐ろしい程の剣幕でオーナーを呼びつける具流目。


そこへ、微塵も動揺する事無くなんとも冷静な様相でこのレストランのオーナーがやって来た。


「お呼びでしょうか。いかがなされましたか?具流目様」


そのオーナーの冷静な態度は、なおさら具流目の怒りを増大させる。


「いかがなされましたか?じゃねえっ!なんだこのメニューはっ!!」


そう怒鳴り散らして、具流目は持っていたメニューを乱暴に開き、オーナーの目の前に突き付けた。


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