私は東征高校1年生の七瀬結菜。

性格はマイペースで…

入学式なんて遅刻しちゃったわけで。

そんときに出会った先輩が佐藤豊樹さんー。

東征高校3年生でバスケ部で成績優秀で私の彼氏でー。

「結菜。」
「どうしたんですか??」
「もう…別れないか…??」 「………えっ…??」

今は豊樹先輩と帰り道。

バスケ部の練習が終わりやっと2人っきりになれる時間だ。

「ずっと言えずにいたんだけど…俺には好きな奴ができたんだ。だから別れてほしい。」

今までずっと一緒にいて、私のかけがえのない人が今、私に別れを告げて帰っていった。

「……っ!」

私は気づいたら泣いていた。

「豊樹先輩にとって私はそんなものだったんだ…」