「え…?」




「あんたばっかりズルい!!なにもかも完璧でモテて…なんであんたなのよっ!!」



なんで…?







「!」


…と同時にあたしの体が突き飛ばされた…

…のだと、思う…。





……痛い。


痛いよ。


アスファルトに血が少し、滲んでいるのが見えた。


段になっている、ような。



階段…?



あたし…階段に落とされたの…??



意識が朦朧とする。


嫌だ…死にたくない!!




…とあたしの意識は途切れた。



意識が途切れる前、



彩ちゃんは不気味に笑っていた気がする…。