「あ…有り難う…ございました…」

「いえ、や…あの…」

真直ぐ瞳を見つめられ、つい視線を泳がせる。こんな美少女と目を合わすなんて、男なら誰でも緊張してしまうだろう。

「私は…上原雪華って…言います。え、と…大和達也君ですよね…」

「え、うん。あ…うん!」

俺の余りの動揺にクスクスと控え目な笑みを零す彼女。可愛い。

「あ、あのさ…」

「何ですか?」

「メアド、教えて欲しいな」