詩乃「じゃあ、羚たちに気付かれるなよ?」

少し命令形に言った。

樹「はい…」

殴られたからなのか、樹にぃは大人しかった。

毎日、こんなんだったら良いのにね。

今度は夜に樹にぃたちの様子を見に行くかな。

そう思いながら、羚たちのところに戻った。

瑠唯「なんか、上手くやってるみたいだね」

流架「うん。でも様子を見てようか」

柚瑠「……」

柚瑠たちは、こんな会話をしていた。