ぎゅ。 明菜さんが私を抱きしめてくれた。 「大丈夫よ。1人で抱えなくていいからね」 私は心を落ち着かせる。 「大丈夫です。 ありがとうございます」 私は御礼をゆって離れた。 「今日はもう帰てっていいから。 あのお客には私のほうからゆっとくからね」 明菜さんはそれだけをゆって部屋から出て行った。 「ありがとうございます」 私は小さい声でつぶやき着替えて裏口から家にかえった。 end