「そろそろ帰ろ?」
「「え?」」
なんかここにいたくない気がして・・。
「ごめん、先かえるね・・。」
必死に笑顔を作って、家に帰った。
「「晴香!」」
この声を無視してしまった。次の日、学校には早く行った。途中で誰かに会わないように。そして、教室にはいろうとした時。
「好きだよぉ・・・。」
「茉莉・・・。」
中から声がした。茉莉!?中を見ると、茉莉と大河がいた。しかも大河が茉莉を抱きしめてる。状況が理解できなかった・・・。しかも涙がでてきたし・・。そうだよ、、、うちは大河が好きなんだよっ。もう嫌だ。こんなの・・。高校生になったら仲良しな幼馴染なんて無理なの?今日は帰ろう。そう思って後ろを振り向いた瞬間。ドンッ!誰かに当たった。
「輝!?」
「晴香・・どうしたの?」
え・・・。
「泣いてるよ?」
うちは急いで目をこすった。けど、どんどん涙がでてくる。
「うっうぇうゎー・・うー・・。」
「どうしたの?」
いつもチャラい輝が真剣な表情をして、聞いてくる。
「きょっ教室・・」
「教室?」
すると輝が教室に向かった。その時
「お前ら何してんだよ!?」
輝が勢いよくドアを開けた。すると
「な、何もしてねえよ・・。」
「何も?今抱き合ってたの見たんだけど・・・。」
もうやめて・・。それ以上・・。うちだって聞きたいことはある。何で抱き合ってるの?何でこんな早くから2人でいるの?茉莉は彼氏いるんじゃないの?大河は茉莉が好きなの・もうわけわかんない・・・。
「抱き合ったつーか・・これは・・」
大河が必死に言わけしようとしたけど。
「・・える」
「ん?」