「そのこ誰?可愛いね。」
可愛い・・?うちが?冗談はほどほどにしてくれ。髪は手入れがめんどくさいから、短めの2つ結び。背は高いわけじゃないし、低いわけじゃない。顔も平凡。
「幼馴染。いいでしょ?」
「もちろん♪」
そう言って、時間と集合場所を聞いて教室に帰ってきた。
「おい、お前らまじで合コン行くのかよ!?」
「行くけど。悪い?」
心配そうに話しかけた輝を軽くかわした茉莉。
「えーじゃあ今日輝達フリー?」
いつもうちら4人で帰ってるため、女子にとってはいい情報だ。
「一緒に帰ろ!?」
「遊ぼうよー♪」
女子が大河と輝を囲んだ。その時、なんか女子たちにイラっとした。これはうるさいからだとずっと思っていた。
『キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン』
「さ、行くよ晴香。」
「お、おう!」
緊張するなあ・・。お店につくと、昼休み会った斉藤君と男子2人がいた。もう一人女の子もいた。すごくかわいい子・・。
「んじゃ自己紹介!
」隣の女の子が自己紹介をした。
「日向愛梨です♡1-2ですっ!!」
1-2ってことは隣りのクラスか・・・。こんなかわいい子がいたなんて・・。肩までの茶髪のボブで目がクリッとしてる。
「え、日向愛梨ってあの学年で一番可愛い!?」
「ヤバっ会えて最高っ」
男子たちが盛り上がり始めた。まあ可愛いしね・・。すると斉藤君が
「ねえ、今から自由行動にしない?」
「いいねー!!」茉莉はチャラそうな男の子と仲良くなってお店を出てしまった。愛梨ちゃんをもう1人の男の子が連れて店をでた・・・。ってことはうちは斉藤君!?
「晴香ちゃん?いこっ」
はい・・・。
「うん」
「あと、斉藤君じゃなくて、颯太ね♪」
「わ、分かった・・・。」