「親が俺たちが4歳くらいの時、つまり。。お前たちと会う前に離婚して、俺は母親に、愛梨は父親に引き取られた。」
「うん。」
「離婚の理由は親父の浮気。昔から、女遊びが激しくて・・・母さんは、呆れて離婚。」
「・・・。」
「でも、母さんにひきとられた俺はすぐ、再婚して、新しい父親ができた。いい人だったから、すぐ打ち解けた。」
え・・・本当のお父さんじゃなかったの!?
「でも、愛梨の方は、父親が女遊び激しくて、全然、俺との生活と違った・・。毎日知らない女が家に来るわ、金がないわで、自分でバイトして、暮らしてた。」
嘘・・・・。あの時の合コン、すごく笑ってたのに・・・。
「それで、あいつは親父に似て、男遊びが激しくなった・・・。」
「そっか・・・。」
「それで、あのデートに日。愛梨から電話で『もう、死にたい。生きている方がツラい。』って電話がきた。」
え・・・。それなのにうち・・・勝手に怒って・・・。
「俺は放っとけなかった・・。」
そりゃそうだよ・・・。
「で、助けに行った。」
それで、
『もう大丈夫、お前には俺がいるからよ。』
って言って、抱きしめてたのか・・・。
「ごめんな、今まで黙ってて、お前に心配かけたくなかったんだよ・・。」
「大河・・・。」
「でも、余計心配かけちゃったんだな・・。」
「全然。大河、何も悪くないよぉ・・・。」
「晴香・・。」
「好き、大好き!」
「晴香・・・。」
「うぅ・・・」
「俺も好き・・。」
そういって、大河は抱きしめてくれた―。幸せ・・。私は最高の友達、最高の彼氏に恵まれています・・。

        「友達以上恋人未満」  -END-