「!?」
「好きだから、晴香を守る。だから、俺にして・・・。」
輝・・。輝は優しいし、うちを助けてくれる、輝は大好きだけど、それは恋としてではない・・・。友達としてだと思う・・・。でも、今は抱きしめられると、心が安心してしまう・・・。
「輝・・・、ありがとう。」
心からそう言えた。輝はいつもうちがツラい時、支えてくれた。そんな輝は友達として、大好きだ。
「じゃあね。」
「おうっ!!」
その日は、泣きすぎて、泣きすぎて。朝起きたら、目がはれていた。
「あーあ、、、こんな姿で学校なんか行きたくないな・・・」
その時、~~~♪~~♪携帯が鳴った。ディスプレイをみると、『大河』と書かれていた。どうせ、また言い訳だろお・・。聞きたくない。そう思って携帯をベッドに投げた。すると、また~~~♪~~♪。うちは携帯をブチッときり、制服に着替えた。そして、家を出た。すると、
「おっはよーっ!!晴香―?何腰まげて歩いてんのよっ!土曜日はデートだったんでしょう?」
「茉莉・・・。」
「え?」
「茉莉ぃぃぃぃ!」
うちは茉莉に飛びついた。
「な、何!?」
「聞いてよぉぉぉ」
「ど、どうしたの!?」
茉莉にすべてを話した。大河のこと、そして、輝のこと。
「ふ~ん。ついに輝も我慢できなくなったか(笑)」
「ついにって?」
「うちは、ずっと前から輝が晴香のこと好きって知ってたよ。」
「嘘ぉ!?」
「当たり前じゃん。分かりやすすぎ・・。てか、晴香は鈍すぎ!!」
「ご、ごめんなさい・・。」
「ん、まあ、輝にしちゃえば?」
「え!?」
茉莉らしくない言葉だった。
「だって~大河より輝の方が、遙のこと大切にしてくれるよ~?」