大河のばか・・・。
「やめてください・・・。」
「いいじゃん!俺たちかわいい子大歓迎だし。」
・・・。その時、
「いい年してナンパかよ!やめとけ。」
後ろからそんな声が。
「っち。彼氏きちゃったのかよ!」
そう言って2人の男は去って行った。後ろを向くと、
「え・・・」
「晴香、お前何してんの・・?」
「輝・・・。」
そこには輝がいた。
「晴香、今日大河とデートなんじゃ・・・」
「・・・そうだよ。」
「じゃあ、何で・・。」
「大河が・・」
さっき会った話を輝にした。
「はぁー・・。あいつ何やってんだよ・・せっかく俺が諦めたのに・・。」
「え?諦める?」
「ち、ちげえよ。なんでもねえ。」
輝はよくわからない。
「まあ、今日は帰ろう?家でゆっくり休みな。」
「うん・・・。」
そして、輝と一緒に歩いて帰った。輝はずっと、優しい言葉をなげかけてくれた。・・・輝、ありがとお。そして、うちの家が近づいたとき。
「もう、大丈夫。お前にはおれがいるからよ。」
という声が聞こえた。そこは、大河の家の前。大河が愛梨ちゃんを抱きしめていた。あ・・・これ、茉莉の時と同じ。また、何かわけがあるの?それでも、言ってほしいよ。大河が分からない・・・。その時、目頭が熱くなった。
「うぅ・・。」
すると、
「我慢してたのに。諦めようとしたのに。晴香を泣かせるなら、もう諦められねーよ・・・。」と輝が言って、うちを抱きしめた。・・・輝?
「?」「
俺は、ずっと晴香が好きだよ。」
え・・?