「まあ、いこーぜ。」
「うんっ」
その時、大河の手がうちの手を包んだ。大河の手はすごく温かかった。
「ふふっ」
「何笑ってんだよ・・・。」
「べーつにぃ?♪」
だって、幸せすぎるんだもんっ。そして、映画館につくと、
「公開はあと、50分だな。フードコートで時間潰すか。」
「そーだね。」
そして、2人て飲み物を頼んで、喋っていた。
「アハハハッ」
「な?ウケるだろ?」
「うんうん!それでそれで??」
大河といると、本当に楽しい。
「それで、、」
その時、~♪~~♪大河の形態の着信音が鳴った。
「あ、ちょっとごめん。」
「うん、、、」
大河は電話に出た途端、真剣な顔をした。
「今からか・・?」
大河は呟いた。
「分かった。」
・・・。
「晴香、本当にごめん。」
・・・。
「俺、今から行かなきゃいけないんだ。」
「そっか・・・。」
「でも、2時間、いや、1時間。で帰ってくる。」
・・・。「分かったよ。待ってるか」
うちは無理やり飛び切りの笑顔を作って見せた。それから2時間がたった。遅い・・。
「1時間で帰ってくるって言ったのにぃ・・・。」
涙がこぼれた。
「う、う・・・うぅ・・・。」
その時、
「君、何で泣いてるの~?可愛いね。俺たちと遊ばない?」
そこを見ると、20代半ばの男2人がたっていた。寂しくて行ってしまいそうになった。