幼馴染の恋

『ごめん、今日いっしょに行けない。　大河』
そっか、なんかあるのかな・・？時計はまだ７時２０分だったけど、家を出た。早かったから、外は人が少ない。でも、天気がよくて、気持ちいな。その時
「アハハっ」
「だろ？面白いだろ？」
「うんっ！」
朝からイチャついてるカップルがいた。それは、遠くから見てもわかる。同じ制服だった。「誰だろー・・。」
うちは少し走って、近付いてみた。でも、足が止まった・・。それは、正真正銘。大河だった。「・・・何で？」
今日は一緒に行けないって・・。このため？何で笑ってんの？うちは笑えないよ・・・。隣にいたのは、可愛い女の子。合コンで一緒になった日向あいりちゃんだった―。まだ付き合って一日だよ？・・・最低。うちはゆっくりと歩いて学校に向かった。教室に行くと、
「お、おはよー!!晴香、ごめんなっ。今日教科書忘れて、学校で宿題やってたんだ・・。」嘘・・・。何で嘘ついたの？やましいことなの？
「そ、そっか・・・。宿題終わったの？」
「お、おうっ」
「そっか。良かったね！」
無理やり作った笑顔を見せてうちは席に座った。そして、昼休み、４人でお弁当を食べていると、
「晴香―っ明日、土曜だろ？どかあ行こうぜ？☆」
え・・それって、デート！？
「う、うんっ！」
やった！楽しみだな！愛梨ちゃんのことは、やっぱり何でもなかったのかも・・。そして、次の日、待ち合わせ場所に１０時だった。うちは３０分前に家をでた。なぜかというと、大河が
『お待たせっ！』
って言って
『全然待ってないよー。』
ってやってみたかったから・・♪待ち合わせ場所についたのは１５分前。早すぎたかなっ！すると、
「晴香―！」
中にはもう大河がいた。
「うそお！？早すぎぃぃっ」
「いやーなんか楽しみでさ（笑）」
大河・・・。やっぱり、愛梨ちゃんのことは何でもなかったんだよねっ！