『あぁ、俺は一生この子に
振り回されんな…』

龍也は確信した

言った本人が真っ赤に
なっているその姿が
いとおしくて堪らない

龍也はもう一度緋音を抱き寄せ
緋音の耳元で囁いた

「離さないよ」

「離さないでね」




どちらからともなく
再び口づけをする

甘くとろけるような
そんな優しい口づけ




★end★




→あとがき