「緋音…
俺、狼だよ???
いつどこで理性飛ばしちゃうか
わからないほどだけど
いいの???」

龍也は緋音から一歩下がって
緋音の手を握りながら言った

龍也は眉が下がり
眉間に皺が寄り
いつもより
一回りも小さくなったようだ

「龍也…
龍也は大丈夫!!!
私が嫌なことはしないでしょ???」

緋音は満面の笑みを浮かべた
そして握られた手を
握り返した

「それに龍也なら…」

緋音は龍也の耳元で言った

















「龍也ならいつどこでも
理性飛んでも構わないよ…??」