「もう、関わらないでください。」




もう、そっとしといてよ。



そっちの世界とはもう関わらない、関われない。





「そんな顔しても無駄ですよ」




「・・・・」





もう、迫ってる。



壊れるときが、迫ってる。



そうなる前に、早く・・・――――――




「なんで、ココに来た」



「は?」




「周りに気を使うなら、ココには来ねぇだろ」




意味、わかんない



周りと、屋上は関係ない、でしょう?




「ココに近寄らねぇのは、御法度だろ」




そう怪しく口角を上げる咲羽。




「暗黙のルール、女子の暗黙のルールなんだよ」




やられた、と思った。



そんなのがあるなんて聞いてない。