「ただいま・・・・」
探して、くれてたの・・・?
こんな最悪な女、さっさと忘れればいいのに・・・・
陸、ありがと。
直接言えなくてゴメンね・・・。心の中でいわせてね・・・・
「陸、そろそろ離れろよ・・・?」
・・・・ん?今、すごく懐かしい声がしたよーな・・・・?
「あ・・・らし・・・?」
「佳乃。久しぶり。」
陸がやっと離してくれて、声の方を見る。
「え・・・・?な、んで・・・」
「よぉ、佳乃。久しぶり。探したんだぞ?」
無駄に広い理事長室には、ウチの“仲間”が居た。
黒いソファーに栞が座ってて、その向かいのソファーに嵐士。
窓に寄りかかっている、誓。
2人とも大好きな、仲間“だった”人たち。