陸の言った通りに道を進んで、嫌味なほどデカイ扉の前についた
ったく、陸の奴。ホント馬鹿だな。
扉でかすぎるだろ。
ガチャ
無駄にデカイ扉を片手で開ける。
「佳乃!!!!」
「ぶぇ・・・っ!!!」
入った瞬間茶色の何かに突進してきた。
く、苦し・・・っ!!!
「佳乃!!会いたかった・・・っ!!!」
「陸・・・・?」
プライド高くて俺様で、いつもおちゃらけてる陸。
でも、今の声は切羽詰った声だった
「2年も、どこ行ってたんだよっ・・・・!アホ!!!探したじゃねぇかっ・・・!」
「ごめん、陸。」
「・・・・おかえり。」
久しぶりに感じた“仲間”の温もりに涙腺がやられそうだった。
ウチの大切な、大好きな、仲間。