翔太との約束は私にとって大切なものだった。


「もう一緒には居られないけど、ずっと翔太と悠斗のこと見守ってるから」


「俺は…お前が死んだって、ずっと傍にいるって…!」


翔太は泣き虫になった。


泣かないで、なんてこと言えないけど


最後ぐらい翔太の笑顔見せてよ…。


「私ね毎年誕生日に翔太がしてくれる約束がどんなプレゼントよりも嬉しかった」


指輪とか、ネックレスとかそんなものより嬉しいプレゼントだったんだよ。