「き…ゆ―――…由紀∸…!!」


誰かに名前を呼ばれて目を開けた。


目の前には私の体が桜井先生に心臓マッサージをされている。


翔太や悠斗、真紀や拓也


それにお母さんとお父さんが泣いてる。


だけど、私はここにいるよ?


ちゃんとここに居るのにどうして誰も気付かないんだろう。