「それにもうすぐお前の誕生日だろ?今年は何してほしい?」 そっか…もうすぐ私の誕生日だっけ? もう、そんなの考えている暇もなかった。 「思い切って三人で富士山にでも登るか?」 『ばーか』 っと音が出ない言葉を発した。 「馬鹿とは何だよ…良い提案だろ?」 翔太は無理に笑うのが下手くそだってこと分かって無いよ。 だって、翔太今自分が泣いている事に気づいて無いでしょ?