私は翔太に手を差し出す。 震えてなかなかうまくできないけど翔太はしっかり握り返してくれた。 「悠斗を……お願いね…?」 「何言ってんだよ…変なこと言うなよ」 翔太は悲しそうな声でそう言ってくれた。 「これかも一緒に悠斗を育てて行くんだ。悠斗とお前と俺とで暮らして行くんだ」 「……う、ん…」 「翔太のお遊戯会も小学校の入学式や運動会。たくさんたくさん三人で過ごすんだからな!!」 そう言ってくれる翔太の言葉に胸が痛む。