「雪だな…もうそんな季節か」


私が見ているように翔太も雪を見つめる。


すると、翔太の膝に乗ろうと頑張っている小さな男の子が居た。


「マーマ、パーパ」


まだまだ覚えている言葉は少ないけどちゃんと私たちの事は分かってる。


「こら、悠斗(ハルト)危ないぞ」


そう言っても諦めない男の子は天野悠斗。


今と同じ時期に生まれた私と翔太の子供。