「っぅ!!」


あの時私は俯くことしかしなかったのは、皆の前で泣きたくなかったからなんだ。


ホントは兎が死んですごく悲しかった。


大切で大好きだったから、悲しかった。


泣いても兎は生き返らないって思ったからだからグッとこらえた。


「泣きたいときは泣けよ。だから俺たちは泣けるんだからさ」


翔太だけが気付いてくれたんだ。