中学校の頃飼育していた兎が死んでしまった事があった。 その時飼育係だった私は皆から責められた。 「由紀ちゃんが悪いんだ」 そう言われた私は何も言い返せなかった。 ただ俯いて、皆からの文句を静かに聞いていた。 それなのに翔太は私をかばってくれた。 「止めろよ!安藤だけが悪いんじゃないだろ?安藤にまかせっきりだった俺たちも悪いだろ 」 そう言って庇ってくれたんだ。