外の風は冷たくて私の体を冷やしている。 だけど、私の心臓はドキドキとうるさいほどに高鳴っている。 空気をたくさん吸って私は受話器のボタンを押した。 耳に携帯電話を当てるとちゃんとコールが響いていた。 プルルッ…プルルル…。 しばらくのコールが鳴り響いても電話の向こうから声はまだ聞こえてこなない。 どうしよう…もしかして、嫌われちゃったのかな? なんて嫌な考えばかりが私の頭の中をよぎる。