「先生っ…私、子供とか産める?」


温かい家庭を持って、大好きな人の子供と一緒に毎日を笑って過ごして


それが、私の思い描いていた未来。


だけど、それは簡単に壊されてしまった。


「子供は難しい。だけど、産まないわけじゃない…けど、産むことは母子ともに危険にさらされると思う」


「そっか…先生、私子供産める時まで生きれるのかな?」


怖いよ…すぐにその時が来ることはないって思っていても近づいているのは間違いないんだって自分でも分かってるから。


「生きるんだよ。安藤さんは皆のために頑張ろう…。皆が安藤さんのこと好きなんだからさ」