「あ、もうこんな時間?私そろそろ帰らないと」


二人とトランプをしていると時間はあっという間に過ぎてしまった。


「えー…もう帰っちゃうの?まだいいんじゃん?」


「そうしたいんだけど、ごめんね?今日はどうしても大切な用事なの」


顔の前で手を合わせている真紀を見て本当に大切な用事なんだって分かった。


仕方ない…拓也と二人で∸…。


「あ、俺もそろそろ帰らないといけねーわ」


そんな私の思いを見事に裏切った拓也にパッと顔を向ける。


「え!?拓也もなの!?」