あの日以来、翔太が病院に来ることは無かった。


「……翔太」


私は24時間ずっと携帯を握りしめていた。


いつ翔太から連絡あってもすぐに出られるように。


でも、翔太から連絡は無くて


『新着メールはありません』


寂しくも表示されてる文字が虚しく思える。


ガラッと病室のドアが開く。


期待に胸を膨らませてドアを見る。


「翔太…?」


「残念。私でした」