「何言ってんだよ。そんなわけないだろ?」 そう言いながらも私の方を見ようとはしない。 「もう良いよ!!」 投げやりの気持ちになってしまった私は、毛布を頭まで被った。 「由紀?何怒ってんの?」 「怒ってない…!」 「怒って……」 「怒って無いってば!!出て行ってよ!」 ついつい怒鳴ってしまった。