昔から翔太は何かを隠そうとすると私の顔を見ようとはしない。


ほら、今だって私の顔を見ようとはしない。


「嘘ばっかり」


「嘘じゃないって言ってんだろ」


何も言ってくれない翔太に不安が募ってしまう。


「何を隠してるの!!」


「だから、隠してないって言ってんだろ」